弁護士によるオンライン申請(その3)~用意する機器
2023.09.19更新
東京都豊島区の池袋エリアの法律事務所で弁護士をしております、
野澤吉太郎です。
オンライン申請のために用意する機器について書きます。
具体的には、ICカードリーダー、Adobe Acrobat有料版を購入する必要があります。また、複合機等でも良いですが、できれば専用のスキャナーもあったほうがよいです。
ICカードリーダーは、通販、電気量販店などで比較的安価で購入できます。マイナンバーカード対応のものが必要です。
ICカードリーダライタのご用意 | 公的個人認証サービス ポータルサイト (jpki.go.jp)
値段も数千円前後であり、経済的な負担感はありません。
しかし、ICカードリーダーはものによっては案外曲者です。
読み取り端末がどこにあるかよく分かりづらいからです。
マイナンバーカードの場合、ICチップがカードの真ん中にありません。金色のチップ部分はカードの裏面左側にあります。
ICカードリーダーの読み取り端末と場所を合わせるにはコツが必要です。
次にPDF変換ソフトが必要です。
定款を送信するためにワードなどの文書作成ソフトから、PDFに変換するソフトが必要だからです。電子署名挿入機能が利用できる変換ソフトが必要なので、無料ソフトでは対応できません。どの有料ソフトまでなら大丈夫なのかよく分かっていませんが、私はAdobe Acrobat Proを購入しました。パスワード設定機能等もありますので、重宝します。
そして、申請用総合ソフトなどをインストールすることになります。
登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと (moj.go.jp)
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