取扱い業種(1)お客様の業種と弁護士の取扱い業務との関係
2015.11.08更新
東京都豊島区の池袋エリアの法律事務所で
主に城北エリアを中心に弁護士の活動をしております、野澤吉太郎です。
1 お客様の業種
現在の私の取扱い業務は、
「取り扱い案件」のところに書いてあるとおりですが、
お客様の取扱い業種別に見ると、
割と珍しい領域に踏み込んでいたりします。
比較的珍しいのは、貿易、物流、食肉などの取引です。
2 研究の蓄積不足
珍しい領域について法律問題を検討し、
いろいろ試行錯誤してみて感じていることですが、
これらは、日本経済を支える屋台骨であるにもかかわらず、
これまでの法律家は、概して、
これに着眼して研究することに注力してこなかったといえます。
まず、法律解釈を説明した文献が多くありません。
法律問題を検討しようとしても、どの点に着眼すべきか、
見当を付けることが難しいことが多いです。
もちろん、行政の解釈を記載した文献はいくつかありますが、
行政の解釈が多く述べられていても、
私人がどう振る舞えば良いか、あるいは、
どの条項がどのような態様で紛争解決の指針となっていくのかが、
行間を読み解かなければ分からないことが多いです。
3 業界について考察することのやり甲斐
業界の特殊な事情のある案件で、
裁判などで通用するレベルのロジックを組み立てる作業は、
自分の頭で考えなければいけないことが多いので、
大変ですが、非常にやり甲斐があります。
また、このような業種に関連する取引スキームを組み立てるときには、
業界慣習などについての理解も必要になります。
業界の本を読みあさったり、
お客様からいろいろお話を聞いたりすることで対処します。
林業や観光業などの文献を読みあさったりしたこともありました。
業界特有の問題点について
法律的な判断が必要と考えられた場合には、
ご用命いただければと思います。
■「取扱い業種」についてのその他の関連ブログはこちら
--------------------------------
野澤吉太郎法律事務所
弁護士 野澤吉太郎(のざわ きちたろう)
〒171-0022 東京都豊島区南池袋一丁目16番20号ぬかりやビル6階
「池袋駅」西武南口徒歩1分
TEL 03-6871-9537
投稿者: