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弁護士とコンサルタント(4)経営コンサルタントの意味

2015.10.30更新

東京都豊島区の池袋エリアの法律事務所で

主に城北エリアを中心に弁護士の活動をしております、野澤吉太郎です。

引き続き、コンサルタントの活動について書きたいと思います。

 

1 弁護士業界の最近の動向


 

 

弁護士が増員となって仕事の取り合いになっている、

という話をよく聞きますし、

実際に、私自身もそのような空気感を、

ひしひしと感じながら仕事をしています。

1年、あるいは数ヶ月単位くらいで、

業界を取り巻く環境が変わっていく感じがしています。

ただ、変化が早いことは、他の業種も同様であり、

それほど特殊なこととは思いません。

 

弁護士の定数を減員すべきかどうかなど、

そういう議論はいろいろあります。

確かに、このままの状態で増員し続けても意味がない気はしていますが、

今までと違う分野に進出する弁護士が増えていくような流れができると、

良いと考えています。

 

2 コンサルタントの存在意義


 

 

弁護士が、社外取締役や社外監査役として会社に参画する途は、

あまり広い門ではありませんが、以前から存在しています。

しかし、いきなり社外役員になったとしても、

会社のことをきちんと理解して職務を遂行することは、

本来、非常に難しいように思います。

少なくとも、私自身は、下から上に上申される情報には、

どこかでバイアスがかかると思ってしまい、

なかなか鵜呑みにはできませんので、自分で調べたくなってしまいます。

 

他方で、外部のコンサルタントは、経営者、従業員など、

ピラミッドの上下を問わず、

横から情報を収集しやすい立場にあります。

会社の運営についても、外部の関係者のほうが、

関与しやすい分野はたくさんあります。

そこで活動して、いろいろなルートから情報を入手し、

事実を把握し、分析することも、自分の経験になります。

 

3 今後の弁護士業界について


 

 

コンサルタントの領域から、

経営者や管理職として会社に入る弁護士が増えてくると、

非常に面白いと思います。

常勤か非常勤かは重要ではなく、

実際に業務執行を担うかどうかが重要だと思います。

 

私自身がそういう途をたどるかどうかは全く分かりませんが、

業界がそういうことに違和感を持たない雰囲気ができてくれば、

私自身も自分の活動を弁護士の同業者に説明する煩わしさが少なくなり、

仕事をしやすくなる、という気持ちもあります。

ともかく、同じような考え方をもって行動してくれる弁護士が、

たくさん現れてくれると面白いなと思います。

 

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