弁護士とコンサルタント(1)弁護士がコンサルタントをする意味
2015.10.27更新
東京都豊島区の池袋エリアの法律事務所で主に城北エリアを中心に
弁護士活動をしております、野澤吉太郎です。
今回は、コンサルタントの活動について書きたいと思います。
1 所属するコンサルティング会社
経歴にも書いてありますが、
私は、コンサルティング会社の代表取締役をしております。
他の仲間2名とあわせて3名で代表取締役をしております。
弁護士も競争が激しくなり、差別化をするため、
例えば公認会計士、税理士、社会保険労務士、中小企業診断士など、
ほかの士業も兼ねていらっしゃる方が多くいらっしゃるようです。
最近は、コンサルティング業務も行っている弁護士の先生も
現れ始めているようですが、コンサルティング会社の役員をやっている、
というケースは、まだ珍しいかも知れません。
ご縁があって、3年ほど前から会社に関わるようになり、
今年になって、役員になりましたが、これから、会社の仲間と協力して、
新しい領域を伸ばしていきたいと思っています。
2 弁護士がコンサルタントをすることの、お客様にとってのメリット
役割を使い分けると、割とことが進めやすいケースもあります。
たとえば企業再生コンサルティングをする場合に、
弁護士資格を有しないコンサルタントは、
裁判所を通じた手続きをとる場合には、
別に弁護士を頼んだりしなければならず、
二度手間になることがあります。
弁護士の側も、任意整理や民事再生申立はするけれども、
収支の改善策は経営者ご自身に考えていただく、
ということが多かったかもしれません。
しかし、弁護士兼コンサルタントの場合には、
普段はコンサルタントとして、
収支改善策、社内体制の構築などについてもアドバイスしつつ、
いざとなれば、弁護士として、M&Aや民事再生手続、
債務減免交渉などに着手することもできるので、
引き継ぎが要らないというメリットがあります。
3 弁護士がコンサルタントをする意味
もちろん、
コンサルタントとしての肩書きを持っているだけでは無意味で、
実力と説得力を備えなければなりません。
これまでと違う研鑽の仕方をしなければならないので、
大変なことも多いですが、私が所属している会社では、
他の専門家が同僚として力を貸してくれるので、
大変助かっております。
何より、違う経歴を持った人間同士が同じ方向を向いて、
力を合わせるのは、非常にやり甲斐のあることです。
守秘義務の関係もあり、
あまり具体的なことが書けないのが悩みどころですが、
しばらくの間、このテーマで、続きを書いていきたいと思います。
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