弁護士とコンサルタント(2)コンサルタントの仕事内容
2015.10.28更新
東京都豊島区の池袋エリアの法律事務所で主に城北エリアを中心に
弁護士活動をしております、野澤吉太郎です。
今回も、コンサルタントの活動、仕事内容について書きたいと思います。
1 コンサルタントになる前の弁護士の活動
以前から、弁護士業務として、会社分割、事業譲渡などに関わる際に、
他の専門家の方が作成されたスキーム図などを参照していました。
会社分割や特別清算などにおいては、会社法をはじめとして、
たくさんの手続きを確実に履行していく必要があり、
これを間違いなく遂行するだけでも非常に神経を遣います。
そうして仕事をしながらも、頭の片隅に、
図を描く人が一番凄いなあ、自分もそれに関与していきたい、
という思いがありました。
それでも、多くの場合は、全体のスキームにおける弁護士の役割分担は、
だいたい決まっており、与えられた役割の範囲内で、
淡々と業務をこなすことが多かったように思います。
そうしたところ、ご縁があって、コンサルティングの仕事を始めた後は、
スキームを策定する仕事にも関与できるようになりました。
2 ビジネススキームの策定
ビジネススキームを策定する際には非常に神経を遣います。
どういうところに落とし穴があるかを仲間と徹底的に議論し、
時間をかけて、スキーム図を決定していきます。
その作業が終わってから、契約書を作成する作業に移ります。
契約書を起案する仕事は非常に長い時間がかかりますが、
スキームを策定するところから関与していると、スムーズに進めやすくなります。
合弁契約や、株主間契約などは、
そうした進め方をすることに最も適した契約類型です。
3 コンサルタントのメリット
最近は、ビジネススキームの策定をすることに、
非常にやり甲斐をもって仕事をしています。
コンサルタントとして活動するようになってから、
早い段階からご相談をいただきやすくなったように感じています。
今後も、弁護士の既存の領域や作法に拘らずに、
早い段階からビジネスに関わるような方法をとれるよう、
工夫して仕事をしていきたいと思っています。
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