相続対策(5)専門家とのコンタクトの方法
2015.12.07更新
東京都豊島区の池袋エリアの法律事務所で
主に城北エリアを中心に弁護士の活動をしております、野澤吉太郎です。
今回は、相続対策をする際の専門家とのコンタクトの方法について書きます。
1 基礎控除額の引き下げの影響
これまでは、相続税を気にされる方は、
ある程度資産をお持ちであったり、
これを運用されていた方だという社会の認識がありました。
会社経営者、地主さん、家主さんなどでしょうか。
しかし、基礎控除額の引き下げなどによって、
これまで相続税と無縁と考えてこられた方、
例えば会社勤めをされていた方などについても、
相続税が発生する可能性があります。
実際に相談に乗り、試算すると、びっくりされることもあります。
2 専門家とのコンタクトの難しさ
しかし、もし、大丈夫かと心配になっていたとしても、
次に、誰にどのように相談したらよいのかに、
お迷いになることと思います。
ご心配される方は、
そもそも自分の財産の内容を人に伝えることに抵抗があります。
最近は詐欺まがいの話などが横行していて警戒心が高まっています。
また、高齢の方には、
インターネットをごらんになる方があまり居ないかも知れませんし、
セミナーなどに参加するのも気が引けることも多いかも知れません。
金融機関などで相談するとしても、商売されるかも。。と思ったり。
妙な話ですが、このことは、専門家の側でも同様で、
ニーズは沢山あるはずですが、どのように顧客開拓したらよいか難しい。
お客様も専門家も、お互いに対して、
コンタクトをとることが難しいという問題を抱えています。
3 誠実な態度で何度もお話を聞くことが重要
コンタクトをとることの難しさは、事柄の性質上致し方ないものですが、
やはり、何度も足を運び、一から話をお聞きしながら信頼関係を構築し、
この人に相談したら良い、と思っていただくことが重要だと思います。
専門家の側が、効率よく事を進めようと思うと、
信頼関係を築くことは難しいと思います。
そのことを念頭に置きながら活動していきたいと思います。
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