顧問弁護士(5)「顧問」と「弁護士」
2015.12.22更新
東京都豊島区の池袋エリアの法律事務所で
主に城北エリアを中心に弁護士の活動をしております、野澤吉太郎です。
今回は、顧問弁護士をどうとらえ直すかということについて検討してみたいと思います。
1 会社の「顧問弁護士」=「顧問」と「弁護士」
顧問弁護士、という用語は、一つの用語のように用いられていますが、
前回のブログに書いたように、
顧問弁護士の役割について再定義していく結果、
顧問弁護士という言葉を分解して、
(会社の)「顧問」であり「弁護士」でもある、
ととらえ直したほうがよさそうに思います。
2 会社の顧問とは
顧問とは、会社から相談を受け,
意見を述べる役のことを言うようです。
会社の取締役や監査役を辞職された方が,
一定期間務められるケースが多いようです。
3 弁護士が会社の顧問となること
顧問弁護士は、弁護士であると同時に顧問である、
ということを意味すると思います。
両方を兼ねる役割であると定義し直せば良いのではないかと思います。
法律の土俵に持って行き過ぎず、
経営全般についてアドバイスができるように鍛錬すれば、
いずれは、「顧問業界」との競争が成り立ってくるように思います。
監査役と顧問弁護士を兼ねている場合などには難しいですが
弁護士が、弁護士としての職務遂行と、
顧問としての職務遂行(業務執行の一部)をともに担うことは、
だんだん一般化していくのではないかと思います。
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